アレクサンダーテクニーク

アレクサンダーテクニークを過小評価していました | No:1455 | アレクサンダーテクニーク東京・音楽家のためのレッスン-川浪裕史


こんにちは、川浪です。

僕は、音楽家の方にアレクサンダーテクニークのレッスンをしているわけですが、生徒さんから「これが上手く弾けないので、なんとかしたいです」というご相談を毎日受けているんですね。

それに対して、いつも「まぁ、弾けると思いますよ」と答えています。

根拠もなく、そう言っているわけではありません。

そういう相談をされる方は、たいてい頭の中に、それを弾けている自分のイメージがあるはずです。

弾いてる姿がまったく想像できなければ、そもそも相談してこないですよね。

わかりやすく言えば、自分が弾いたこともない楽器について、弾けないんです、と相談してくる人はいません。笑

自分がそれを弾いているイメージはあるんだけど、身体がうまくいうことを聞いてくれない。

そうであれば、大抵の場合、身体の使い方を改善することで、ちゃんと弾けるようになります。

しかし、いつも言ってることですが、アレクサンダーテクニークを学べば、何でも出来るというわけではありません。

例えば、生まれ持った身体の大きさを変えることは出来ませんよね。

だから、レッスンでも、出来そうであれば「大丈夫ですよ」といいますが、そうでなければ「無理じゃないですかね」とお伝えしています。

先日、ギターを演奏される方から「小指で、三本の弦を同時に押弦するのが難しい」という相談を受けました。

その方は、小柄な女性で、手も小さく、ギターを持つ感じを見ても、なかなか難しそうだなぁ、と思いました。

まぁ、難しいと思いますけど、出来るかぎりやってみよう、ということで、いつもどおりレッスンを始めました。

僕がレッスンでやっていることは、いつも変わりません。

演奏の目的に対して、不必要なことがあれば手放し、必要なことが足りてなければ積極的におこなう、ということです。

今回の場合は、ただでさえ力の弱い小指で、三本の弦を押さえるという、大変なことをしているわけです。

大変なことをしようとがんばる時に、ほとんどの人は、いつもの自分の癖でがんばろうとします。

それは、かならずしも目的に合致しているとは限りません。

この方の場合は、弦を押さえる時に、特に背面の筋肉を緊張させる傾向がありました。

背面の筋肉は、腕につながっている筋肉も多く、それを緊張させることで、きっと押弦も妨げているだろう、ということで、それを手放すように指導したところ、、、

はじめはきちんと押弦できずに、音も鳴っていなかったのですが、なんとしっかり押さえられるようになりました!

これには、僕も少々驚きました。

これまでレッスンをしていて、弾けないと思ったフレーズが弾けた、とか、出ないと思っていた音が出た、とか、そういった瞬間を何度も目の当たりにしてきましたが、手が小さくて、押弦は無理だと思っていたことでも、身体の使い方を改善することで、ちゃんと押さえられるようになるんですね。

僕はある意味、アレクサンダーテクニークのレッスンを過小評価していました。

身体の使い方で、演奏を改善するということは、僕が思っているよりも、まだまだ可能性があるんですね。

あなたが生まれつき演奏にハンデを持っていると感じていることでも、もしかすると、身体の使い方を改善することで、それを克服できるかもしれません。

決してあきらめずに、取り組んでみてください。

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