アレクサンダーテクニーク

目の使い方と演奏の関係


こんにちは、川浪です。

最近、レッスンに取り入れている、新しい発見があります。

それを試した方からは「ものすごく調子よく演奏できた時と同じ感覚を得られた」とか「フロー体験に入ったような感じ」とか、そんな感想をいただくこともあります。

では一体、何の話かというと「目の使い方」の話です。

眼球は、2つあります。

モノを見る時には、このように左右バランスよく焦点を合わせている、と思いますよね。

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実際は、個人の癖があり、このようにアンバランスに見ていることが多いです。

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この場合、右目の方がたくさん動いています。

自分の癖を、確かめる方法を紹介します。

まずペンを用意します。

次に目の高さにペン先を置いて、それを前後に近づけたり、遠ざけたりします。

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(ちなみに作画はすべて川浪です)

その時の目の動きを、誰かに見えてもらえば、すぐにわかります。

一人でやる場合は、ペン先を右目の前で前後させるのと、左目の前で前後させるのを比べてみてください。

やすやすかった方の目を固定していて、やりにくかった方の目をたくさん動かしている、というのが普段の癖です。

眼球を動かす筋肉は、全部で6種類あります。

これは、経験則ですが、眼筋は全身に影響を及ぼします。

目をたくさん動かしている側の半身の動きが、固めやすかったり、不調を抱えることが多いようです。

目の使い方のバランスが良くなれば、全身のバランスも良くなり、演奏にも良い影響が出るというわけです。

まずは、自分の目の使い方の癖に気づくところから始めてみてください。

目の使い方に関しては、まだまだ研究途上ですが、これまでレッスンをしてきた中でも「譜面が見やすくなって、譜面用のメガネが不要になった」とか「目が疲れにくくなった」という感想も頂いています。

ちなみに、僕自身は強度の近視ですが、遠視の場合、老眼の場合などによっても、色々と違ってくるのではないかなと推測しています。

今後、自己探求やレッスンを重ねる中で、新しい発見があれば、またお伝えします。