アレクサンダーを学ぶと、省エネになって太る?
こんにちは、川浪です。
先日のランチ会で、こんな話題が出ました。
「アレクサンダーテクニークをやってると、太るんじゃないか?」
確かに、僕のレッスンでは、「必要のない力を手放しましょう」と言います。
必要のない力を手放すと、省エネになって太ってしまう、というイメージを持ってしまうかもしれません。
ナマケモノとか、脱力系という言葉が似合いそうですね。笑
しかし、これは大きな誤解です!
僕のレッスンで言うところの「必要のない力」とは、いったい何なのでしょうか。
歩く、という動作を例に説明したいと思います。
歩くために必要なことは、脚を動かすことです。
(他にも、腕を振ったりなどありますが、説明をシンプルにするために省略します)
しかし、これ以外にも関係のないところで、力を使っていることがあります。
よくあるのは、ついつい首に力が入って固めてしまっている、など。
どれだけ首に力を入れて固めても、脚を動かすことと関係がありません。
それどころか、首を固めると、脚を動かすのにブレーキをかけてしまいます。
これが、必要のない力です。
つまり、必要のない力とは、目的となる動きを妨げる力のことです。
これを手放すとどうなるか。
本来、動かしたいのは、脚です。
脚の動きにブレーキをかけている力を手放すので、よりたくさん脚を動かすことができます。
必要のない力を手放すと、より活発に動くことが出来るようになります。
だから、太る心配はいりません。
もちろん、アレクサンダーテクニークを学ぶと、痩せるというわけでもありません。笑
僕自身は、アレクサンダーテクニークを学ぶ前から痩せていたし、太っているアレクサンダーテクニークの先生もいます。
体型は、普段の食事や、運動量などが大きく関係しています。
ただ、運動やエクササイズを行う時に、アレクサンダーテクニークで学んだことを応用すれば、より効果的になることは間違いないですね。