アレクサンダーテクニーク

エリート投資家に学ぶ身体の使い方の極意


こんにちは、川浪です。

最近、こんな本を読みました。

「世界のエリート投資家は何を考えているのか」

この本は、カリスマコーチのアンソニーロビンズが、ウォーレンバフェットをはじめ、超一流の投資家にその成功の秘訣を聞き出すという本です。

僕は今の仕事に一生を捧げるつもりですが、まぁ個人事業ですので、今後、何が起こるかわかりません。

不測の事態に備えて、少しばかりは投資もしているので、こんな本も読んでいます。

で、本書のテーマとは、あまり関係ないのですが、面白いエピソードがあったので、引用します。

ーー

ここで、私の失敗談を紹介しよう。20代前半に、私は武術で黒帯を取りたいと思った。

中略

ある晩、同じ動作を300回繰り返した長い練習の後に、「先生、いつになったら次の動作に進めるのですか?」と尋ねた。

先生は私を睨んで「キリギリスよ、すでに次の動作に入っている。前の動作と今の動作の違いがわからないのは、いい加減に練習してるからだ。このわずかばかりの動きの違いがわかるかどうかが、マスターとアマチュアを分けるのだ。何かを自分のものにするためには、このくらい繰り返す必要がある。動作を繰り返すごとに、毎回何か新しいことを学ばなければならない」と言い、ニッコリと微笑んだ。

ーー

これを読んで、僕はうなりました。

いやはや、僕が伝えたいことも、まさにこういうことなんですよね。

もう一つ、これは僕自身のエピソードを紹介します。

僕がアレクサンダー・テクニークを学び始めた頃に、海外のアレクサンダーテクニーク教師を招聘した合宿に参加しました。

その時の講師のミードアンドリューに、他の参加者が「あなたにとっての抑制とはなんですか?」という質問をしました。

「抑制(inhibition)」というのはアレクサンダーテクニークでよく使われる用語です。

ちなみに僕は、レッスンでこの言葉を全く使いません。

というのも「抑制」という日本語の響きが、抑え込む、とか、制限する、というニュアンスなので、音楽家が目指すべき身体の使い方とは、相容れないからなんですよね。

アレクサンダーテクニークを受講する人の中には、実際にそのようなニュアンスで捉えている方も少なくないと思います。

しかし、ミードの答えは全く違いました。

英語の正確な語句は忘れましたが、彼女は「私にとっての抑制とは、変わり続けることだ」と答えたのです。

それを聞いて、質問した人は、ポカンとしていました。

僕自身も、その時は何のことだかさっぱりわかりませんでしたが、とにかく、その言葉がとても印象に残りました。

そして、今になって、その意味ははっきりと分かります。

身体を使う、というのは、一瞬として同じことはありえません。

昨日の自分と、今日の自分は違いますし、もっと言えば、瞬間ごとに身体というのは変わっているのです。

その一瞬一瞬に意識を持ち続ける、ということが、本質であると理解しています。

僕のレッスンを受講していると、毎回、同じようなことを言われる、という方もいれば、毎回、違うことを言われる、という方もいます。

これはどちらも正しいのです。

僕のレッスンでは、毎回同じことをやってます。

でも、それは毎回違うのです。

それが本質なのです。

本質はとてもシンプルです。

そして、シンプルであるがゆえに、理解するのが難しいんですよね。

今回は、普段よりディープな内容になりましたが、この深い世界を理解したい方は、ぜひレッスンを受講してください。

一回や二回でつかむことは出来ませんが、僕のレッスンを長年、継続されている方は「あ〜、わかる」という方も、結構いらっしゃるのではないでしょうか。

ちなみに、この深い世界に足を踏み入れると、僕みたいにハマってしまい、一生を捧げることになるかもしれません。笑

追伸

投資は自己責任で。笑

音楽家のためのアレクサンダーテクニークレッスン東京