アレクサンダーテクニーク

ピアノと手の位置関係を考える


こんにちは、川浪です。

今回は、ピアノの方にレッスンする時に、よくある事例を紹介します。

まずは、こちらの写真をご覧ください。

真ん中のドと、オクターブ下のドを押さえている、僕の手です。

自然に手を置くと、親指より、小指のほうが前にあります。

次に、こちらの写真をご覧ください。

今度は、そこから二オクターブ下を押さえています。

この時によくあるのが、真ん中を押さえていた時の、鍵盤と手の位置関係を、そのまま平行移動してしまうことです。

これ、相当きつい状態です。

ですが、多くの方が、これと同じようなことをやっています。

これは推測ですが、ピアノを習い初めの時に「正しい手の形」を教わって、それが強烈な刷り込みになり、無意識にそれを維持しようとしてしまっているのではないでしょうか。

でも、よくよく考えたらわかると思いますが、鍵盤の位置が変われば、自然な手の形も、当然変わります。

もし僕が、自然に手を伸ばしたなら、こんな感じになります。

簡単に説明すると、手は平行移動ではなく、自分を中心に弧を描くように移動するほうが自然です。

親指と小指の位置関係が変わっているのがわかりますよね。

ここでもう一つ、重要なポイント。

この写真が「正しい手の形」ではありません!

あくまで、僕がこの位置で構えたらこうなる、というだけの話です。

あなたと僕とは、手の大きさも、腕の長さもまったく違います。

(ちなみに、十度のド〜ミまで余裕で届くので、よく羨ましがられます。笑)

レッスンでは、生徒さんひとりひとりに応じて、自然な身体の使い方を指導しています。

実際、今回のような指導を受けた方々は、無理なく弾きやすくなった、表現できる幅が広がった、といった感想をおっしゃっています。

今回の話は、ピアノに限った話ではありません。

弦楽器なら、押さえるポジションによって、指の形は変わります。

ドラムであれば、スネアを叩くのと、タム、シンバルを叩くのでは、もちろんフォームは違います。

どんな楽器でも、「これが正しい」という姿勢は存在しません。

その時々によって、自然な状態というのは、異なります。

もしあなたが、どうも思うように演奏できないな、と感じているならば、無意識のうちに、不自然な演奏をしていないか、今一度、確認してみてください。

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音楽家のためのアレクサンダーテクニークレッスン東京