アレクサンダーテクニーク

演奏の基準を高く持つということ


こんにちは、川浪です。

僕のレッスンは、様々な音楽家が受講されています。

最近、楽器を始めました、という方から、プロとして演奏活動や指導を行っている方まで。

ヴァイオリン
ヴィオラ
チェロ
コントラバス
トランペット
トロンボーン
ユーフォニウム
ホルン
フルート
クラリネット
サックス
オーボエ
ファゴット
ティンパニ
ドラム
ギター
ベース
ボーカル
ピアノ
声楽
三味線
南米のハープ(名前忘れた。。。)

などなど、ざっと思い出すだけで、これくらいは見てきました。

もちろんジャンルも、クラシック、ジャズ、ロック、邦楽、民族音楽、など様々。

ある時から、数えるのはやめましたが、通算で軽く数百人はレッスンしてきました。

これだけ、幅広い音楽家の方々に、レッスンで間近に接するという経験は、なかなか珍しいのではないでしょうか。

別に自慢がしたいわけではありません。笑

何が言いたいかというと、

どんな音楽家でも、同じような悩みを持っている

ということです。

僕は、レッスンに来られた方に、必ず「どんな悩み、問題がありますか?」と聞いています。

そうすると、たいてい出てくるのは、この3つです。

もっと思い通りの演奏をしたい

本番で緊張して上手くいかない

肩や、腰に、痛みがある

もちろん、個別具体的には異なりますが、大別するとこうなります。

レッスンを始めた頃は、プロでも、アマでも、同じようなことを言うので、少し驚いていました。

(逆に言えば、アレクサンダーテクニーク以外に、こういう悩みを解決するための有効な手段は、世の中に少ないのかな、という気がします)

しかし、レッスンを続けるうちに、演奏のレベルを分ける決定的な違いは何か、ということが、わかってきました。

それは、演奏のレベルが高い方は、演奏の基準を高く持っている、ということです。

レベルの低い(というと、かなり語弊がありますが)方が、この程度でいいや、と思うことでも、レベルの高い方は、それでは満足しません。

例えば、同じ曲を演奏するとしても、一通り止まらずに演奏できたらOKとするのか、その作曲者が何を意図して、それをどうやって表現するか、まで考えるのでは、大きな違いがあるわけです。

レベルの高い演奏をするためには、それに応じた高い基準を持つことが重要です。

では、どうすれば、高い基準を持つ事ができるというと、高い基準に触れることです。

名演をCDで聴いてみる。

動画を見てみる。

コンサートに足を運んでみる。

基準の高い人と、直接話しをしてみる。

などなど。

自分より、基準の高いものに触れることで、自分の基準がいかに低いかということを、実感できるはずです。

。。。と、ここまで読んで、さぞ川浪は基準の高い演奏をするのだろうと、思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、それは全くの誤解です。

僕自身は、音楽家というアイデンティティを持っていないので、人様に誇れるような基準を全く持ちあわせておりません。

しかし、僕がレッスンでお伝えしている内容に関しては、全く違います。

常に、基準を高く持ちたいと思い、そのための努力を一切惜しんでいません。

文字通り、24時間レッスンのことを考えています。

夢でもレッスンしているくらいです。笑

今回のブログでお伝えした内容で、音楽の部分を、レッスンに置き換えていただければ、川浪が心がけていることとイコールになります。

ちなみに、基準を高く持つ、ということと、自己否定をする、ということは、まったく別のことなので、注意が必要です。

長くなりましたので、これについては、次回以降書きます。

申込は10月10日(土)まで!川浪式筋膜リリースβ版はこちら。