あがり症を克服して本番に強くなる3つのステップ+α
こんにちは、川浪です。
アレクサンダーテクニークのレッスン受講のきっかけとなる悩みトップ3があるとすれば、かならず一つは「本番で緊張してうまくいかない」が入ります。
本番になるとどうしてもあがってしまって、頭が真っ白になる。
緊張して身体も固くなり、練習では出来ていたのに、本番になると普段のようには演奏できない。
どんな方でも、多かれ少なかれ、このような経験をしたことがあるでしょう。
では、一般的に本番対策として、どのような方法があるでしょうか。
一つ目は「たくさん練習しましょう」という話。
しかし、よく考えてみると、これは本番対策になっていません。
たくさん練習するのは、十分条件ではなくて、必要条件、つまり、たくさん練習したから上手くいくのではなくて、たくさん練習しないと上手くいかないのです。
本番を成功させたいと思っている方であれば、たくさん練習するのは当たり前ですし、これを読まれているあなたも、大事な本番であればあるほど、間違いなくたくさん練習されてきたと思います。
それでも上手くいかないと悩まれているわけですから、「たくさん練習しましょう」というのは本番対策にならないというわけです。
二つ目は「メンタルを切り替える」というものです。
例えば「私は一流のミュージシャンだから、失敗するはずがない」と思い込む。
あるいは「失敗したくないという気持ちが緊張を生み出すのだから、逆に失敗してもいいんだよ、という気持ちで本番に臨む」などなど。
口で言うのは簡単ですが、もしそんな風にメンタルが切り替えられるのならば、そもそも本番で悩むということもないでしょう。
これ自体に効果がないとは言いませんが、口でいうほど簡単なものではない、ということも事実です。
では、アレクサンダーテクニークのレッスンでは、どのようなアプローチをとるのでしょうか。
重要なことは、メンタルではなく、身体に注目するということです。
一般的に、あがり症、緊張というと、どうしてもメンタル、思考、頭の中で起こっていることに目を向けがちです。
確かに本番では「絶対に失敗したくない」「下手な演奏だと思われたどうしよう」「ここで成功しないと私はダメな人間だ」などなど、普段まら考えないようなことに、頭の中が支配されがちです。
しかし、頭の中で起こっていることは、目には見えませんし、取り出して触ることも出来ません。これでは、なかなか対策のしようが難しいのです。
ところが、頭のなかで起こっていることは、「必ず」身体の反応として起こります。
例えば、肩に余計な力が入ったり、指が震えたり、呼吸を止めてしまったり、などなど。
身体の反応は、目に見えるし、触ることも出来るので、これを手放すのは、コツさえ掴めば、比較的簡単に行うことができます。
そうすれば、緊張していても、普段のように本番に臨むことができますし、さらには、緊張しても上手くいくんだという経験を積み重ねることで、だんだんと緊張そのものを手放すことが出来てくるのです。
これまでレッスンをしてきた中でも「本番で緊張することなく上手くいくようになった」「本番に対してツライという気持ちがなくなり、楽しく演奏できるようになった」という声を多数頂いています。
というわけで、この度、その内容をまとめた「あがり症を克服して本番を成功させるための3つのステップ+α」と題するセミナーを開催することとしました。
内容的には、個人レッスンでもお伝えしていることですが、グループセミナーだからこそ、お伝えできることもあります。
一つは、個人レッスンではマンツーマンでレッスンを行うため、本番の状況を再現しにくい、ということです。
本番では、聴衆がいることで、普段とは違う刺激を受け、それが緊張の原因となります。
今回のセミナーでは、他の参加者の方に聴衆になってもらうことで、疑似本番状態を作り出し、より実践的に、本番対策のレクチャーを行うことができます。
もう一点は、個人レッスンでは時間が限られるために、ステップバイステップでしか、内容をお伝えできないということです。
それが個人レッスンのメリットでもありますが、今回は本番での緊張対策というテーマで、二時間がっつりお話します。
そうすることで、本番に対する姿勢というのを、一気にインストールすることができます。もちろん、このセミナーを受けたら、次の日から本番で上手くいくようになる、というわけではありません。絶対に場馴れは必要です。
しかし、何の指針もなく、ただひたすらに場数を踏んだからといって本番に強くなるわけではありません。
このセミナーでお伝えする明確な指針を持った上で、一回一回の本番に臨むことで、効率的、効果的に本番に強い体質になっていける、ということです。
このテーマでセミナーで行うのは、今回が初です。
というより、セミナー自体が、今年初です。笑
というような、かなり不定期な開催状況ですので、次回このテーマでセミナーを行うのかは未定ですし、もしかすると最初で最後となってしまうかもしれません。
ご興味のある方はぜひ、この機会にご参加ください。
終了しました。次回の開催はこちらのメールセミナーからお知らせします。