オセロとアレクサンダーの意外な共通点
こんにちは、川浪です。
最近、対戦型のパズルにハマっています。
今年の正月に、家族で、ブロックスというパズルをやったのですが、これが思いの外、白熱しました。笑
自分でも一つ購入して、帰ってからも、対戦しています。
調べてみると、他にも面白そうなパズルが、たくさんあるんですね。
ブロックスの他には、アルゴ、立体四目並べといったものや、定番のオセロも購入しました。
どれも面白いのですが、この中ではオセロが圧倒的に戦略性が高いですね。
ルールは誰でも知っているのですが、とても奥が深い。
本を読んでみたり、棋譜(というのでしょうか?)を並べたりして、勉強したところ、けっこう強くなりました。
勉強といっても、大したことはありません。
「四隅をとったら有利」ということくらいは、誰でも知っていると思いますが、それ以外にも、オセロを攻略するうえで、大切な考え方が、いくつもあるんですね。
例えば、「X打ちはできるだけ避ける」「C打ちはケースバイケース」「確定石を増やす」とか。
(詳しくはググってください。笑)
こういった考え方を知っているか知らないかで、大きな差が出ます。
どれくらい差が出るかというと、全く知らない素人相手なら、パーフェクト勝ちが出来るくらいです。笑
ところが!
こういった考えを「知っている」ということと、「実践できる」ということにも、大きな差があります。
身近な素人相手なら楽勝できても、ちょっと強いコンピューターにはボロ負けしてしまいます^^;
これから僕が本当にオセロに強くなるためには、まず基本的な考え方を知り、それを身につけるために、たくさんの経験を積んだり、様々な譜例にあたって、試合でもそれが使えるレベルまで落とし込まないといけないでしょうね。
と、ここまで書いて、これは僕がふだんレッスンでお伝えしている、身体の使い方とも、ほぼ共通しているな、と思いました。
僕は、生徒さんの演奏を拝見すると、その方が、自分の身体について、どのようなイメージを持っており、その結果、演奏がどうなっているか、ということが、ひと目で分かります。
ですから、その生徒さんが、自分の身体について、誤ったイメージを持っているところについて、「ここは正しくはこうですよ」とお伝えしてあげるだけで、ほぼ間違いなく、演奏が良くなります。
レッスンを受け始めた頃は、身体についてたくさんの間違ったイメージをお持ちですので、それを修正していくだけで、どんどん演奏を向上させることができます。
演奏に問題を抱えている方のほとんどは「なぜうまくいかないのか、原因がわからない」という状態です。
原因がわからないから、対策もよく分からない。
結局「努力が足りない」「一生懸命練習するしかない」という発想になってしまいます。
しかし、そんな状態で、練習を重ねても、問題は解決しませんし、場合によっては、腱鞘炎などの故障の原因にもなります。
(実際、身体を壊してから、僕のレッスンを受講される方もたくさんいます)
そういう方が、とりあえず、正しい知識を身につければ、取り組む方向性もはっきりするし、それだけでかなり演奏は改善します。
ところが、それが一巡すると、今度は別の壁にぶち当たります。
もう想像がつくと思いますが、「分かっているんだけれど、できない」ということですよね。
例えば、
・指の構造はこうなっているので、こういう風に動かしたらいいですよ
・呼吸の仕組みはこうなっているので、こういう風に息を吸ってください
・背骨をこういう風に動かせば、結果的にバランスをとりやすい姿勢になりますよ
ということを、頭で理解しても、本当に身につくのは、一、二回レッスンを受けただけでは不可能です。
半年から一年単位で、継続してレッスンを受講いただいて、ようやくこういうことだったんだと腑に落ちた、ということがよくあります。
そうやって時間をかけて、本当に身体の使い方が変わった方は、もう元の癖に戻るなんてことはありません。
久しぶりに会った演奏仲間からは「別人のように演奏が変わった」なんて言われる方も、たくさんいます。
僕がレッスンをする上で、「とりあえず効果を感じていただく」ということは、とても重要視しています。
レッスンを受けるにしても、まったく効果を感じなければ、継続しようというモチベーションが上がりませんよね。
なので、レッスンの受け始めには、出来るだけ効果の出やすいことから、お伝えしていきます。
しかし、本質的な変化を得るためには、しっかり腰を据えて継続する必要があるということも知っておいてください。
あなたは、簡単に得られる結果で満足しますか?
それとも、本質的な変化を身につけたいですか?
ぜひ考えてみてください。
・追伸
僕はオセロで本質的な強さを身につけたいです。笑