アレクサンダーテクニーク

音程を安定させるために、まず大事なこと


こんにちは、川浪です。

バイオリンの方のレッスンで「正確に音程をとろうとして、左手に余計に力が入ってしまう」という悩みを聞きました。

音程を安定させる、というのは、バイオリンだけの課題ではありません。

バイオリン以外の弦楽器はもちろん、歌や管楽器の方にも重要です。

そこで今回は、音程を安定させるために、どのように練習に取り組めばよいのか、書いていきます。

ピアノや打楽器の方は、そういう悩みとは無縁と思うかもしれませんが、実はこれからする話は「演奏する」ということの根幹に関わる話ですので、ぜひお読みください。

まず第一に重要なことは「音→身体」ということです。

説明が長くなりますので、しばらくお付き合いください。

私達が、楽器を演奏できるようになるまでには、こういうプロセスをたどります。

1.まず、譜面を見る。
2.「ドレミ~」という音符の並びが書いてある。
3,「ドレミ~」という音を出すために必要な身体の動きをする。
4,楽器から「ドレミ~」という音が出て、音符と音が頭の中で結びつく。

ほとんどの楽器は、その音程を出すための身体の動きが決まっています。

ピアノだったら、ドの鍵盤を押せば、ドの音が出ます。

管楽器や弦楽器は、自分で音程をコントロールする必要はありますが、どの指でどこを押さえる、ということは決まっています。

譜面だけ見ても、それが実際にどんな音なのか、生まれながらに知っている人はいません。

なぜなら、譜面は、言語と同じように人間が生み出したものです。

生まれながらに、言語を話せるわけではないのと同じです。

ですから、ほとんどの方が、演奏の習得過程で、まず身体の動きを覚え、そして演奏してみて、どんな音なのか確認する、というプロセスをたどります。

(そうでないパターンがあることも承知していますが、今回はおいておきます)

そういうプロセスで楽器演奏を習得するので、いつまでたっても演奏する時の脳内のプロセスが

身体を動かす→音が出る

のままである人が、とても多いです。

しかし、演奏するということは「頭の中にある、こういう音を出したい、というイメージを、自分の身体を動かして楽器を操作することにより(歌の場合は、身体だけで)実際の音にする」というのが、本来の定義であると考えられます。

ですから、まずは、どういう音を出したいかというイメージがあること。

そして、それを音にするために必要な身体の動きをする、という順番がが、あるべきプロセスです。

少し整理すると、

私達が生まれたときには、頭の中に「こういう音を出したい」というイメージは存在しません。

そのイメージを獲得するためには、

身体を動かす→音を出して確認する

というプロセスが、必要になるわけです。

しかし、その経験を重ねていけば、頭の中にこういう音を出したい、というイメージが生まれてくるはずです。

その時点で、これまでのプロセスとは、逆のことをする必要があります。

つまり、

どんな音を出したいかイメージする→それに必要な身体の動きをする

ということです。

この話を聞いて「そんなこと当たり前じゃないか」と思う方もたくさんいると思います。

しかし、繰り返しになりますが、楽器の演奏が「身体の動き」ありきになっている方が多い、というのも事実です。

身体の動きが先に来て、出た音を頼りに音程を安定させようとしている限り、音程が安定させるというのは、難しいでしょう。

ですから、演奏するということは、先に音ありきで、それから身体を使う、というプロセスをしっかり認識しておいてください。

その上で、身体の使い方はどのように気をつければよいのか。

、、、は、長くなってきたので、次回に続きます。

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