アレクサンダーテクニーク

【動画】アレクサンダー教師がピアノを半年練習してみた


こんにちは、川浪です。

クラシックピアノを習いはじめて、半年ほど経ちました。

いま弾いてる、バッハのメヌエット:ト長調を動画にアップしてみました。

(ちなみに、バッハの曲として有名ですが、近年の研究によると、実はペツォールトという方の作曲だそうです)

まぁ、つたない演奏ですが、大人になってからはじめて、半年ということを考慮していただければ、頑張ってるほうじゃないかなと思います。

それはさておき、この動画をアップした理由の一つは、上達の記録として、です。

演奏を向上させるための身体の使い方を教えているわけですから、僕自身の演奏が、ちゃんと上達していることを証明する必要があると思うのです。

はっきり言って、音楽家向けにアレクサンダーテクニークのレッスンをするといっておきながら「お前の演奏どやねん」という方もいらっしゃいます。

もちろん、アレクサンダーテクニークのレッスンと、楽器のレッスンは違うので、必ずしも演奏が上手である必要はありません。

僕自身も、長年やっているドラムでも、演奏家として一流かと言われると、全くそんなことはありません。

しかし、ドラムを人様に教えられるレベルである、ということは、自信を持って言えます。(というか実際にドラムのレッスンもしてます)

音楽家にレッスンをする手前、音楽家として一流である必要はないにしろ、ある程度のクオリティは必要だと思っていますし、今後も磨き続けていきたいと思っています。

僕は死ぬまでこのレッスンを続けていくつもりですので、5年10年後にこの動画を見ていただければ、ずいぶん上達したという証明になるはずです。

さて、ピアノをやろうと思った理由は、もう一つあります。

アレクサンダーテクニークのレッスンを始めて以来、たくさんの音楽家の方に受講いただいています。

最初は、ドラム以外の楽器の方にレッスンできるだろうか、と不安もありましたが、実際にレッスンをしていると、どの楽器でも、それを演奏する身体の仕組みは同じですから、身体の使い方を改善することで演奏も改善する、ということがハッキリわかりました。

それで気を良くして「おれは身体の仕組みを理解したから、どんな人が来ても、すばらしいレッスンができる」と思っていた時期がありました。

それからしばらくして、仕事も順調で、少し時間に余裕もできたので、趣味でギターを習い始めたんですね。

まったくの趣味で始めたんですが、半年も続けていると、あることに気がつきました。

ギターの人にレッスンしている時に、前よりも、その人の身体に何が起きているか、よく分かるようになったし、それを改善するためのアプローチもはっきり分かるようになっていました。

ギターだけではありません。

ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロ、コントラバスなど、他の弦楽器の方でも、やはり共通する部分があるのでしょう、以前より、分かることが増えていました。

まぁ、考えたら当たり前のことですが、自分でも演奏する楽器のほうが、技術的なことと、身体の使い方との関係も深く理解できるんですね。

ドラムは、アレクサンダーテクニークを教える時点で、すでにある程度のレベルに達していましたので気付きませんでしたが、ギターは本当にゼロからのスタートです。

ほんの少し理解が深まるだけで、「身体の理解×楽器の理解」というかけ算的に、レッスンで提供できる価値が増えるのだと思いました。

それに気づいてしまった以上、よりよいレッスンを提供するために、もう全ての楽器をやるしかないな、という思いに至りました。

教えることを仕事にしている人の中には「それ何年前の知識やねん」と言いたくなるほど、知識のアップデートをしていない人もいます。

もちろん、それでもある程度、商売が成り立つのでしょう。

現実問題として、大人になってから、新しいものを学び続けるというのは、かなりエネルギーがいります。

しかし、僕は一生を教える仕事に捧げると決めているので、そんな中途半端なことはせず、死ぬまでレッスンを向上させることに、エネルギーを注いでいくつもりです。

そんなわけで、ギターのレッスンに加え、クラシックピアノ、ソルフェージュ、ボーカルのレッスンにも通い始めた、というわけです。

レッスンに効果があったかというと、これはもう間違いなく、レッスンの質は上がりました。

長くなってきたので、詳しくは、またの機会に書きますが、これからもよりよいレッスンを提供するために、全エネルギーを注いでいきますね。

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2016年12月29日(木)
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